「森の法則: 自己表現と他者貢献の不思議な循環」
2024/08/07
皆さん、森に行ったことはありますか?
その中で感じる静けさや生命の営み、何百年、何千年も続いてきた自然の循環。ふと、その森の中にある植物たちが、私たちと何か共通していることに気づきました。
森の中の植物たちは、自分自身の成長と繁栄のために生きています。光合成をして二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する。
その過程で成長し、果実を実らせ、種を広げる。花を咲かせて花粉を運ぶ昆虫たちに蜜を提供する。一見、すべて自分のために行っているように見えるこれらの行動が、実は森全体にとって大切な役割を果たしているんです。
この自然のシステムは、人間の生活や仕事、そして人間関係における「自己表現」と「他者貢献」にとても似ていると思いませんか?例えば、私たちが好きなことを仕事にして自己表現をするとき、それが他の誰かのためになる瞬間があります。それは、まるで森の中で植物が酸素を放出して動物たちに恩恵を与えるように、自分が好きなことをしているだけで、他者に価値を提供している状態です。
以前のブログで、好きなことを仕事にすることは、結婚に似ていると話しました。お互いのニーズを理解し合い、長く続けていくためにはバランスが必要だと。
今回は、そのバランスが自然界にも存在することを伝えたいと思います。植物が自分のために行っていることが、結果的に他者への貢献になるように、私たちもまた、自己表現が他者貢献に繋がることが多いんです。
例えば、私は自分の好きなことを仕事にしているとき、自然と周りの人たちが喜んでくれる瞬間を感じます。それは、まるで自分が放った酸素を誰かが吸い込んでくれているようなもの。私が仕事を通じて得る満足感が、他の誰かの役に立っていると感じるとき、そこには素晴らしい循環が生まれています。
そして、この循環は決して1対1の関係だけではありません。森がそうであるように、私たちの行動が多くの人々に影響を与え、多くの人々から影響を受けることで、豊かなシステムが作り上げられているのです。
この多対多の関係性は、個々の行動が全体の中で相互に影響し合うことで、持続可能な環境を作り出します。
私たちも森の植物たちのように、自分のための行動が自然と他者への貢献になっているとしたら、もっと自然体で、もっと自由に自己表現ができるのではないでしょうか?そして、それが他者を助け、豊かな関係性を育むきっかけになるかもしれません。
あなたも、自分の好きなことを通じて、他者に貢献していると感じたことはありますか?
自分の行動が誰かに喜びを与える瞬間、その喜びを大切にしてください。それが、豊かな循環の一部になることを信じて。