相手を優先しすぎた結果、見えてきたこと
2024/08/06
昔、ぼくは事業をする中で、お客さんのニーズばかりを考えて仕事をしていました。
彼らが求めるものに応えることが自分の使命だと思い、依頼されたことにはすぐに対応し、休みの日でも連絡が来れば即座に返信。お客さんが喜んでくれることが自分の喜びだと思っていたんです。
でも、ある日ふと気づいたんです。
自分の感性や表現を抑え込んでまで、相手に尽くしていたことに。
そんな時、ふと恋愛を思い出しました。
恋人に好かれようと、相手の望むことばかりを優先して尽くしすぎた経験。
まるで、自分を忘れて相手の影に隠れてしまったような感覚。
仕事でも恋愛でも、相手に尽くすことは大切です。
お客さんが満足してくれることや、恋人が喜んでくれることは、自分にとっても嬉しいこと。
でも、それが行き過ぎると、自分自身が疲れてしまうんですよね。
まさにその通りで、私は仕事で燃え尽き症候群になり、うつ的な状態にまでなってしまいました。
「依頼されたことに応えなければ」
「相手を失望させたくない」
という思いが強すぎて、気づけば自分の時間もエネルギーもすべて相手のために使っていました。
でも、その結果、自分自身の感性や表現を抑え込んでしまい、自分らしさを失ってしまったんです。
恋愛でも同じことが言えます。
相手に尽くしすぎて、自分の意見や気持ちを言わずに相手の期待に応え続けると、
最終的には疲れ果ててしまいます。
自分を抑えてまで相手に合わせることで、関係が一方通行になり、自分自身が消耗してしまうんです。
そんな経験を通じて学んだことは、
相手のことを思いやるのは大切だけど、自分のことも大切にするということ。
自分の感性や表現を大切にしながら、相手とのバランスを取ることが、
持続可能な関係を築くために必要なんだと感じました。
では、どうすれば良いのでしょうか?
私は、自分の感性や表現を抑えずに、相手とのバランスを保つことを意識するようにしました。
自分の時間を大切にし、必要な時には「ノー」と言えるようにする。
相手に尽くすことと同じくらい、自分自身にも優しくすることが大切なんです。
最後に自分を内省する問いかけを。
『仕事をする上で何を大切にしていますか?』
ぜひ、頭の中で答えるだけでなく、
書き出してみてくださいね。