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森の思考|vol.12 巡る季節と身体の響き──事業という営みもまた然り

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森の思考|vol.12 巡る季節と身体の響き──事業という営みもまた然り

森の思考|vol.12 巡る季節と身体の響き──事業という営みもまた然り

2025/05/31

6月を前に、暑い日も寒い日もあり
自然の複雑さを感じるこの頃。

今日は朝から雨が続いている。


畑の土は水分をたっぷり吸い込み、
植物たちはその潤いを喜んでいるように見える。

 

日差しが恋しくなる一方で、
この湿り気こそが、次の命を育む準備なのだと、

ぼくの身体が静かに教えてくれる。

 

 

二十四節気を意識するようになって、
ぼくの日常は、より細やかな自然の移ろいと響き合うようになった。

 

小満、芒種、夏至。

 

それぞれの節気がもたらす空気の質感や光の強さ、
そして身体の変化。

 

ただ漠然と季節が移ろうのではなく、
その一つひとつの区切りが、
ぼくたち自身の内側にも影響を及ぼしていることに気づかされる。

 

都会の暮らしでは見過ごされがちな、
この微細な変化に耳を澄ませることで、
ぼくたちは、より自然な自分のペースを取り戻せるのではないでしょうか。

 

 

二十四節気と月の満ち欠けが示すリズム
日本の暮らしには、古くから二十四節気という、
約15日ごとに季節を細分化する知恵がありました。

 

これは、太陽の動きに基づいたもので、
農耕と密接に関わりながら、
自然のサイクルに沿った生活を形作ってきたのです。

 

雨水の頃には雪が雨に変わり、
啓蟄には虫が土から顔を出す。

 

そうした具体的な現象を捉えることで、
ぼくたちは、ただ暦を見るだけでなく、
実際に身体を通して季節の移ろいを感じ取ることができます。

 

そして、もう一つ、ぼくたちの身体に深く影響を与えるのが、
月の満ち欠け、特に満月と新月のリズム。

 

月の引力は潮の満ち引きだけでなく、
ぼくたちの身体の約60%を占める水分にも作用すると言われています。

 

満月の日には、開放感や高揚感を感じたり、集中力が高まったり。
一方で新月の日には、内省的になったり、
新しい始まりへの静かなエネルギーを感じたりする人もいるでしょう。

 

 

ぼくは、満月の日に個別メンタリングのメンバーと集まり、
対話会を開いています。


この会では、意図的にテーマを設けず、
それぞれが「今、感じていること」や
「心に浮かぶ問い」を分かち合う時間を大切にしています。

満月の持つ開放的なエネルギーが、
参加者それぞれの内なる声を引き出し、
深い対話へとつながっていくのを感じるのです。
 

これは、成果や目標を追う通常のビジネスの場とは異なり、
自然のリズムに身を委ねることで生まれる、
豊かな共創の場だと感じています。

 

事業もまた、自然のサイクルの中にある
このような身体のサイクルや、自然のリズムを意識することは、
ひとり事業を営むぼくたちにとって、
非常に重要な視点を与えてくれます。

近代ビジネスの
「常に成長し続けなければならない」
というプレッシャーは、

しばしばぼくたち自身の身体や心のサインを見過ごさせ、
疲弊させてしまいます。

 

 

しかし、もし事業を、
畑の営みや植物の成長になぞらえるなら、
どうでしょうか。


種を蒔く時期、水をやり育む時期、
実りを収穫する時期、そして、土を休ませる時期。

これらはすべて異なる質を持ち、それぞれに大切な意味があります。
常に「収穫」だけを求め続けるのではなく、
「休止」や「準備」の期間もまた、不可欠なプロセスなのです。

 

心理学の分野では、
人間の認知や感情が
季節や時間帯によって変化することが
研究されています(例:時間心理学)。

また、東洋医学では、季節ごとの養生が推奨され、
身体と自然環境の密接な関係が説かれてきました。

これらの知見は、
ぼくたちの身体が自然と切り離せない存在であり、
そのリズムに逆らうことは、心身の不調や、
ひいては事業の持続可能性にも
影響を及ぼしかねないことを示唆しています。

 

 

自分の身体が満月や新月の日にどんな感覚を覚えるか、
二十四節気の移ろいの中で、心がどう動くか。

そうした微細な変化に気づき、
それを事業の計画や日々の働き方に落とし込んでいくこと。
それは、自然のサイクルに沿った、無理のない、
そして豊かな営みを育むことにつながるでしょう。


 

【今日の問い】

自然や月のリズムを意識していますか?

 

 

【理論背景・参考文献】

◉二十四節気と身体性:
 ・東洋医学の五行思想と季節の養生: 季節の移ろいと、それに対応する身体の臓腑や感情の変化について説かれています。

 ・日本の伝統文化における自然観: 四季の美しさや移ろいを繊細に感じ取り、生活に取り入れてきた日本人の知恵が示唆されます。


◉月のリズムと心身への影響:
・時間心理学: 人間の心理や行動が、時間的要因(季節、月の満ち欠け、日周期など)によってどのように影響を受けるかを研究する分野です。
・月の引力と身体の水分: 月の引力が身体の水分バランスやホルモン分泌に影響を与えるという仮説や、古来の民間伝承が背景にあります。


◉事業と自然のサイクル:
・パーマカルチャー: 自然の生態系を模倣し、持続可能なシステムを設計する思想。事業における「休養」や「回復」のフェーズの重要性を示唆します。

・フロー理論(ミハイ・チクセントミハイ): 人間が最も幸福感を感じ、創造的に活動できる「フロー」状態は、自分のリズムに合った活動によってもたらされるという考え方です。


 


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