森の思考|vol.35 「清浄」な社会が失ったもの − 鬼(他者)を内包するレジリエンス 今日は立春。 暦の上では春となりましたが、 昨日の節分、 皆さんは豆をまきましたか? 「鬼は外、福は内」 古くから続くこの儀式は、 私たちの社会のあり方を象徴する 興味深いメタファー(隠喩)を含…
森の思考|vol.34 機械的な計画からビオトープ的な関係性へ−その夢はなぜ叶わないのか? 「ビオトープ」という言葉から、皆さんは何をイメージしますか?学校の裏庭にある池や、メダカが泳ぐ水辺でしょうか。似た言葉に「生態系(エコシステム)」がありますが、僕は明確にこの二つを区別して…
森の思考|vol.33 「強さ」ではなく「適応」を選ぶー人工ダイヤと光合成から考える幸せの順番 今朝、息子をこども園に送る車の中で、 ふと耳に入ってきたラジオのニュースに思考を巡らせていました。 話題は「人工ダイヤモンド」。 かつて、ダイヤモンドといえば「永遠の輝き」。 婚約指輪は「給料…
森の思考|vol.32 境界線にこそ、豊かさは宿る。「エコトーン(推移帯)」としての支援のあり方 会社の事業、 そしてぼく自身のバックグラウンド についてお話しすると、 時折、驚かれることがあります。 理学療法士としての医学的視点。 公認心理師やポリヴェーガル理論などの 心理学的視点。 そして…
森の思考|vol.31 「工場」から「森」へ。ビジネスという生態系の話 今回は、私たちの活動の根幹にある哲学、 「森の思考(asaforest)」について、 少し書いてみたいと思います。 「森の思考」なんて言うと、 少し哲学的に聞こえるかもしれません。 でも、これは決して…
森の思考|vol.30 土の中で、根を張るように─2026年の始まりに あけましておめでとうございます。笠原としやです。 2026年、新しい年が明けましたね。新潟で迎える初めての本格的な冬。 窓の外の雪景色を眺めながら、静かに、深く、呼吸をするように新年を過ごしまし…
森の思考|vol.29 沈黙の4ヶ月─「生態系」としての生き方 沈黙の意味~冬ごもり~笠原としやです。 7月から更新が止まっていたこの4ヶ月間。 気づけば新潟はもう冬の気配です。 ビジネスの常識、特に「拡大・成長」を是とする 機械的な時間軸で言えば、 発信を4…
森の思考 vol.28|身体という森──五感と自然の再接続 森のなかで、感覚がひらいていく森の中を歩いていると、 いつの間にか、目や耳や肌が、ふわっとひらいていくのを感じる。葉のすれる音、足裏の土のやわらかさ、 苔のにおい、木漏れ日のゆらぎ。 それらは…
森の思考 vol.26|森の中の「時間」─過去と未来をつなぐ現在 自然の時間に、耳を澄ます森の中にいると、 時間の流れがふっとゆるむことがある。 時計の針とは違う、 「もうひとつの時間」がそこにあるように感じる。 木々の呼吸。 葉が落ちて、土に還り、 また芽吹…
森の思考 vol.23|心に宿るリズム──「心臓」というもうひとつの脳 ぼくたちの胸の奥では、 いつも静かにひとつの拍動が続いている。 それが、心臓のリズム。 当たり前のようでいて、奇跡のようなその営みは、 ただ生きているというだけではない、もっと深い意味を持って…