森の思考|vol.30 土の中で、根を張るように─2026年の始まりに
2026/01/05
あけましておめでとうございます。
笠原としやです。
2026年、新しい年が明けましたね。
新潟で迎える初めての本格的な冬。
窓の外の雪景色を眺めながら、
静かに、深く、呼吸をするように新年を過ごしました。
みなさんは、どんなお正月を過ごされたでしょうか。
「冬至」という節目を、国東半島で
ぼくの2025年は、大分県・国東半島での
「森の思考 Re-treat」で幕を閉じました。
1年の中で最も夜が長く、
陰が極まる「冬至」の日。
神仏習合の歴史が息づくあの場所で、
2人の参加者の方と共に、
ただひたすらに自分と、
自然と向き合う時間を過ごしました。
そこで行ったのは、
特別なことではありません。
土地の食材を味わい、歴史に触れ、
そして「森の中にある一本の木」の前に立ち、
10分間、ただその木を観察する。
それだけのことが、なぜこれほどまでに
ぼくたちの心を震わせるのでしょうか。
参加者の方が、こんな言葉をくれました。
「木の枝に、他の木の枯れた枝葉が乗っていようと、
途中で枯れた枝があろうと、そのままだったこと。
『そのままでいいんだ。取り除いたりせず、良い悪いもないんだ』と感じました」
(作家・女性経営者)
「日々の仕事や暮らしでの出来事の捉え方、
自分の在り方を『あ、そうだったな』と
自分のなかの中心に戻してもらえた、そんな時間でした」
(作家・女性経営者)
ビジネスの現場では
「ノイズ」として処理されてしまうような
枯れた枝や、非効率な曲がり角。
それら全てを含んで、森は生きている。
その圧倒的な「肯定」に包まれた時、
ぼくたちはようやく、
社会的な役割(ロール)としての自分を脱ぎ捨て、
「ただの生命」に戻れるのだと思います。
「暮らし」そのものが「生業」になる
国東から戻った年末年始は、
打って変わって、家族との時間をたっぷりと過ごしました。
子どもたちと遊び、妻と話し、
雪かきをして、お餅を食べる。
一見すると、
ビジネスとは無縁の「休息」
に見えるかもしれません。
でも、今のぼくにとって、
この暮らしの営みそのものが、
生業(なりわい)の土壌です。
土が痩せていては、
良い作物が育たないように。
ぼく自身が、家族や自然との関わりの中で
豊かさや喜び、時には葛藤を感じていなければ、
誰かの痛みに寄り添うことなどできないからです。
痛みを抱える人や、
静かな願いを持っている人の
想いに伴走をする。
それが、今ぼくがやっていること。
だからこそ、まずは自分自身が
「人間としての根」を、この新潟の土地に、
そして日々の暮らしの中に、
深く張り巡らせていく。
その根から吸い上げた養分が、
いつか言葉になり、企画になり、
誰かの生きる力(ビジネス)へと変換されていく。
そんな「光合成」のようなサイクルを、
今年はより意識していきたいと思っています。
Solo Business Biotope(ソロ・ビジネス・ビオトープ)、始動
そんな想いが、年末にかけて一つの形になりました。
「Solo Business Biotope(SBB)」
ビジネスを、利益を生み出すだけの「工場」としてではなく、
多様な生命が循環する
「森(ビオトープ)」として捉え直す試みです。
機械的に目標を追いかけるのではなく、
自然の摂理や、季節の移ろいに合わせながら、
自分という素材を活かし、他者と共鳴していく。
そんな、新しい働き方の生態系づくりを、
この1月から、静かに、でも力強くスタートさせます。
もし、あなたが今、
「もっと速く、もっと多く」という流れの中で
息苦しさを感じているのなら。
一度、立ち止まって、土の匂いを嗅ぎに来てください。
雪の下で、春を待つ種のように。
今はまだ見えなくても、
確かな「芽吹き」の予感を共有できる場所を、
これから皆さんと一緒に
育てていけたら嬉しいです。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
〜森の問い〜
この新しい一年。
あなたが「成果」や「数字」以外で、
育てていきたい「根っこ」は、どんなものですか?
株式会社Optimum Lifeでは
事業を機械的な「工場」ではなく
循環する「森」として育てる
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