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森の思考| vol.6時間とともに生きる

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森の思考| vol.6時間とともに生きる

森の思考| vol.6時間とともに生きる

2025/05/23

朝、畑に出ると、
まだ冷たい土の上に小さな芽が顔を出している。

昨日とほとんど変わらないようで、
よく見ると、たしかに一歩進んでいる。
 

“時間”というものは、
時計で刻むものじゃなく、
この「ちょっとずつ変わっていく実感」の中にあるんじゃないか――
最近、そんなふうに思う。
 


ミルチャ・エリアーデは『永遠回帰の神話』で、
自然の営みや伝統社会の“時間”は、
「始まりに立ち返る」「巡るもの」

として生きられていたと語っている。
 

それは現代のような「一直線で先に進む時間」とは違って、
“毎年の同じ季節”“繰り返される営み”のなかで、
人が自分の存在や役割を見つめ直すための
時間だったのかもしれない。

 

 

でも現代のぼくたちは、
予定や納期、目標や締切り――
いつも「早く」「前へ」と急かされて生きている。

その結果、目の前の営みを「手段」にして、
“過程”をすっとばしてしまいがちだ。
 

キャロル・ギリガンは『もう一つの声』で、
「人は“出来事”や“成果”ではなく、“間(あいだ)”のなかで変化し、
 そこにこそ物語が生まれる」
と言った。
 

畑の成長も、子どもの成長も、
一見何も動いていないような「間」のなかに、
目に見えない変化が育っている。


ヨガ哲学でも、
「今ここ(サティア)」にとどまり続けることが、
本当の意味での“成長”や“自由”につながると説かれる。



ぼく自身、事業や子育てをしながら、
“待つこと”や“間を味わうこと”の大切さを思い知る場面が多い。
 

収穫を焦れば土がやせ、
子どもを急がせれば心が固くなる。
プロセスそのものに意味があるんだ、
と暮らしのなかで体感する日々だ。
 

時間を「結果」や「成果」だけで測るのではなく、
流れる過程、繰り返し、回復、間合いを含めて“生きている”と呼びたい。


それはたぶん、森や畑の営みと、ぼくら人間の生き方が、
どこかで響き合う場所なんだと思う。
 

【今日の問い】
 

あなたは“待つ時間“を持っていますか?
 

【参考・引用】

・ミルチャ・エリアーデ『永遠回帰の神話』

・キャロル・ギリガン『もう一つの声』

・パタンジャリ『ヨーガ・スートラ』


 


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